こんにちは、Yoshiです!
今回は福井県越前市を中心に活動するブラジリアン柔術サークル、福井ブラジリアン柔術クラブについてご紹介します!
福井県では数少ないブラジリアン柔術専門の格闘技サークルであり、僕が柔術を始めた古巣でもあります。
決して多くない練習頻度でも大会で結果を出す人材を輩出しており、その練習内容は必見もの。
ぜひ最後までご覧ください!
福井県・越前市について
福井ブラジリアン柔術クラブが主に活動しているのは、福井県・越前市。
福井県のほぼ中央に位置するまちで、「モノづくりのまち」として知られています。
また、国や県、市が指定する文化財が豊富に残された「歴史のまち」でもあり、『源氏物語』の作者として有名な紫式部がただ一度だけ都を離れて暮らした土地が実はこの越前市の辺りなんです。
最近まで知りませんでしたが…。
食べ物で言ったら越前そばが有名。
越前市のみならず福井全域にお店があるので、福井に来たらぜひ越前そばを召し上がってください!
福井ブラジリアン柔術クラブとは?
福井県では珍しい柔術専門サークル
福井ブラジリアン柔術クラブは、“格闘技不毛の地”福井では珍しいブラジリアン柔術サークルです。
福井県は格闘技のジムが少なく、総合格闘技のジムの数も片手で数えられるほど。
そんな中ブラジリアン柔術専門のサークルとして2009年2月から活動されています。
おそらく県下では一番長く活動しているブラジリアン柔術チームなのではないでしょうか?
詳しくは知らないですが、他にもいくつか日系ブラジル人が運営するチームが存在するようです。
前身は“ねわざワールド越前”
福井ブラジリアン柔術クラブの前身は、ねわざワールド支部の「ねわざワールド越前」。
公式サイト上の年表には2017年1月に改名したと書いてあります。
ちなみに独立後、最初に入会したのが僕だったはず。
僕が柔術を始めたのは2017年3月なので福井ブラジリアン柔術クラブになった後に入会したのは間違いないんですが、入会時まんまと口車に乗せられてねわざワールド越前パッチを買わされたのは今では良い思い出です。笑
ちなみにそのとき「みんな買ってるから。」と勧められて一緒に購入したstudio skyrocket(後述)のパッチは今でも試合用道着につけています。
※実際は僕と同い年(当時21歳)の友人以外誰もつけていませんでした。大人って怖い。
代表は眼鏡職人!
福井ブラジリアン柔術クラブの代表を務めるのが我らが丹下代表です。
本業は眼鏡職人。
『studiosky rocket』というオリジナルブランドを立ち上げ、一人で一から、一つずつハンドメイドで作られているようです。
左右で色、形の異なるデザインが特徴的。
また、ほとんどの作品にはブラジリアン柔術由来の名前がつけられています。
国内各所のメガネ屋さんで販売しているようなので、お近くに販売店がある方は是非手に取ってみてください。
ご存知の方も多いかもしれませんが、福井県鯖江市(越前市の北に面する市)は「メガネの聖地」として知られています。
メガネフレームの国内生産シェア率の96%は実は鯖江産のメガネなんです。
丹下代表は県外の出身ですが、そんなメガネの聖地福井に飛び込んで腕を磨いてきたわけですね。
柔術で言ったらブラジルに飛び込んで永住するようなものかな?
※適当なこと言ってます。
そんな代表の物語はこちらからご覧ください。↓
クラスの流れ
準備運動
まずは準備運動。
集まった人で円を作って各自で柔軟をします。
僕が所属していた頃は歴史好きの代表が自分の見解を話す時間になっていました。笑
柔軟しながらゆるーく会話した後、礼をして練習スタートです。
ガードワーク
続いてガードワーク。
このガードワークという練習を取り入れているのが福井ブラジリアン柔術クラブの練習の大きな特徴でしょう。
内容としては、まずペアを作り各自トップ・ボトムを決め、ボトムは任意で自分のやりたいガードを作ります。
その状態からスタートし、ポイントが入った時点で仕切り直し。(一本をねらってもOK)
つまり、ガードを伸ばすためのシチェーションスパーですね。
僕がいた当時はもっとディフェンス特化の練習で、トップは技・ポジションの制限なくパスを狙い、ボトムは攻めずにオープンガードで守り続けるという内容でした。
- 〈今のガードワーク〉
-
- トップはポイントか一本をねらう
- ボトムは任意のガードを作りポイントか一本をねらう
- 〈当時のガードワーク〉
-
- トップはポイントをねらう
- ボトムは特定のガードを作らず相手のパスを防ぎ続ける(=ガードリテンション)※1
- ボトムはグリップをキープしてはいけない(すぐ離す、もしくは相手の体を押すのみならOK)
※1 シッティングガードも不可
前者は主にガードからの攻め、後者はガードディフェンス(リテンション)に特化した練習と言えます。
どちらもとても効果的な練習なので、自分の伸ばしたいところを考えた上で取り入れていきたいですね。
ちなみにトライフォース柔術アカデミーのブログでオンリーレッグという練習が以前紹介されていましたが、後者はそれに近い内容です。
国内トップクラスの黒帯柔術家・井手智朗選手も以前下記のように評されていたので、少ない練習時間でもガードを伸ばしたい!という方は空き時間などに相手を探してやってみてもいいかもしれません。
個人的には初心者〜中級者には特におすすめしたい練習方法です。
福井ブラジリアン柔術クラブではこのガードワークを2分交代×2,3回行い、体を温めてからテクニック、又は次のシチュエーションスパーに移ります。
テクニック①
ガードワークの次は、時間がある日(主に日曜日)はテクニック。
取り組むテクニックにこれといって決まりはなく、代表が持ってきたテクニックや、その場で会員の質問・希望を聞いて何をするか決めることが多いですね。
要はその場のノリです。
代表の説明はとても論理的で初心者でもわかりやすいですが、たまに表現が独特なのがわりとおもしろいポイントです。
また、例えのクセも強くもユニークなものが多く、会員はそれが聞けるのをクラスに参加する楽しみの一つにしている節があります。(たぶん)
ちなみにガードはATフィールドらしいです。
ATフィールドとは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(EVA)に登場する架空のバリアの名称のことです。
出稽古の人がいると緊張のためかキレが悪いときがありますので、出稽古に行かれる際はほどほどの期待を持っていきましょう。
シチュエーションスパー
続いてシチュエーションスパー。
この前にテクニックをやった日はそのテクニックを使うポジションから。
テクニックをやらなかった日は指定されたシチュエーションから行います。
僕がいた当時は確かハーフガード+日替わりで2種類だった気がします。
それぞれ2分交代×2回ほど行い、続いてテクニックです。
テクニック②
テクニック①があった日はシチュエーションスパーでそのテクニックを試す形になるので、このテクニック②の時間で実際やってみてのフィードバックをもらった上で関連する技にいく流れになります。
また、テクニック①に関わらず、他に質問・希望のあったテクニックをやる場合もあり、やはりここもその場のノリであることが多いです。
テクニック①がなかった日は、テクニック①と同様に代表が持ってきたテクニックや、その場で会員の質問・希望を聞いて何をするか決めることが多いですね。
スパーリング
最後がスパーリングです。
5分回しで各自相手を決め、残り時間によっても回数は変わりますが少ない日は3本ほど、多い日は7,8本ほど行います。
終わりの挨拶
スパーリングが終わったら終わりの挨拶です。
準備運動のときと同じく、円を作って代表がほんの少しだけ話してから礼をし、その後写真を撮って終了です。
ちなみに代表が新作メガネを作ったときはクラス終了後に試着会が始まることがあります。
試着会の様子
運が良ければ出稽古時に試着させてもらえるかもしれません!
基本情報
時間・場所
●越前市武道館(福井県越前市中央1丁目8-15) Google Map
[毎週]
火曜日:20:00~21:45●三六武道館(鯖江市三六町2丁目2-40) Google Map
[毎週]
日曜日:10:00~12:00他に不定期にて、福井県立武道館で、練習しています。
(主に木曜日、土曜日、祝日)
●福井県立武道館(福井県福井市三ツ屋町8-1-1) Google Map※途中参加、途中退出可
引用元:福井ブラジリアン柔術クラブ トップページ
福井ブラジリアン柔術クラブが活動しているのは主に火曜日と日曜日。
木曜・土曜・祝日は不定期開催(確か参加希望者が集まれば)になっており、常設ジムではないためいずれも武道館で場所を借りての練習になります。
僕が所属していた当時の記憶では、木曜は頻繁に開催されており、また、練習場所は火・日ともに越前武道館でした。
それぞれ場所や時間帯が全然違うので出稽古に行く際は間違えないように気をつけましょう!
ちなみに福井県は交通網が発達しておらず基本的には車移動になります。駅からすぐ近いのは三六武道館のみとなりますので、出稽古に行く場合は練習時間も長めでアクセスしやすい日曜日の練習がおすすめです。
設備
男子更衣室 | 女子更衣室 | シャワー | |
---|---|---|---|
越前市武道館 | ○ | ○ | ○(水のみ) |
三六武道館 | ○ | ○ | × |
福井県立武道館 | ○ | ○ | ○ |
練習場所は公立の武道館なので、更衣室にはロッカーが用意され広々と使えます。
シャワーは武道館によってあるところないところがありますが、シャワーの有無に関わらず平日の練習は閉館時間の関係で浴びれないことが多かったと思います。
また、越前武道館に関しては水しか出なかった記憶がありますが、現状どうなっているかは不明です。
ただ越前武道館は平日の練習場所なので、基本的には浴びれないと思っておいてよいでしょう。
出稽古料
出稽古料は一人1,000円です。
また、道場の使用料が一人150円ほどかかります。(※使用する道場によって異なります。)
支払いは現金のみで、クラスの最後に出稽古料と道場使用料を代表に支払う流れになります。
その他の情報
年齢層、男女比
会員は30代〜50代が中心で、練習には大体いつも4〜10人前後が集まるような印象です。
また、僕が所属していた頃は女性はいませんでしたが、最近は少しずつ増えてきているようですね。
帯色ごとの割合
代表が茶帯で、紫帯の人が4、5名ほど。
白、青帯の人が中心ですが、その中には歴の長い人もいます。
多言語対応の可否
もちろんいつもいるわけではないですが、英語圏出身の会員さんも所属されています。
ただ、英語でコミュニケーションを取らなくてもみんなバイブスでコミュニケーションを取れているのか、海外からの出稽古の方がリピートで来られることもあるようです。
バイブス大事。
SNS、問い合わせ先など
福井ブラジリアン柔術クラブは、Twitter、Instagram、ブログも運営。
特にInstagramではジムの雰囲気がよくわかる漫画がたまに投稿されていてついつい読んでしまいます。
本当にこんな雰囲気なんですよね。笑
また、ブログは基本的に毎回の練習の報告といった内容ですが、以前業界で反響が大きかった(と聞いた)記事があったので一応下に載せておきます。
福井ブラジリアン柔術クラブの副リーダー的存在、OKBさんが書かれたデビュー戦の記事です。
ちなみにOKBさんはスポーツ歴無しで35歳から柔術を始め紫帯にまでなられた方なので、初心者の方は読めば希望が持てるはずです!
周囲の観光スポット
福井観光は、基本的に春〜夏がおすすめです。
海水浴場やプールなど、夏の方が楽しめる行楽地が多いからです。
逆におすすめしないのは冬。
福井の冬はとても冷え、その年その年によっての差異はあるものの雪がかなり積もります。
雪道を歩き慣れていない人は足を取られてしまうかもしれません。
また、車移動が基本になるので、雪が積もる道路を走り慣れていないと事故の危険性も大いにあります。
冬になると県外の方の交通事故がよく起きていた記憶。
それを踏まえた上で、出稽古と合わせていきたい観光地を紹介しますね。
福井には西日本最大級のスキー場・スキージャム勝山があるため、スキーやスノーボードを楽しみたいという方には冬の観光もおすすめです。
- ファミリーで楽しめるスキー場 西日本No.1
- コースバリエーションが豊富なスキー場 西日本No.2
また、夏も家族で楽しめるイベントを開催しているそうなので、お子さま連れの方は近くの恐竜博物館と合わせて行ってみてもいいかもしれないですね。
引用元:スキージャム勝山公式サイト
福井県立恐竜博物館
引用元:ふくいドットコム「福井県立恐竜博物館」
お子さま連れに特におすすめしたいのが福井県立恐竜博物館です。
恐竜に関する資料を中心とした地球史を学習できる国内最大級の博物館であり、世界三大恐竜博物館にも数えられています。
展示室は「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3ゾーンで構成され、 44体もの恐竜全身骨格をはじめ大型復元ジオラマや映像など子供から大人まで楽しんで学習できるので、自由研究にはぴったりではないでしょうか?
また、化石発掘体験も定期的に開催され、葉っぱや貝がらの化石を発掘できればお土産として持ち帰れます。
おばあちゃんの家が近くだったので子どもの頃よく行きました〜
ちなみに博物館はタマゴを模したドーム型であり、何もない田舎町の風景の中に急に出てくるのでなんとなくテンション上がります。笑
引用元:ふくいドットコム「福井県立恐竜博物館」 恐竜博士。実は福井各所で見られます。
東尋坊
続いては東尋坊。
山村紅葉が立ってそうな崖No.1。
海岸線に広がる大規模な柱状節理で、これほどの規模を持つものは世界に3ヶ所だけと言われています。
柱状節理とは、 マグマの固結冷却に伴う体積の収縮によって生じる多角形柱状の割れ目のことです。
名前の由来は、平安時代、同じく福井県内の白山平泉寺にいたとされる気性の荒いお坊さん・東尋坊から。
東尋坊は恋敵にお酒で酔わされこの崖の上から突き落とされたのですが、その後49日間にわたって海は大荒れとなり、それからこの地が東尋坊といわれるようになったとのこと。
地学的にも歴史的にも好奇心をくすぐられる場所です!
めがねミュージアム
引用元:めがねミュージアム公式サイト
最後はめがねミュージアム。
一般社団法人福井県眼鏡協会の運営する直営ショールームで、店内には3000種以上の福井・鯖江製ハウスブランドめがねフレームが並びます。
まさにメガネの聖地!
引用元:めがねミュージアム公式サイト
メガネ手作り体験教室もあり、糸のこぎりを使って世界にひとつだけのオリジナルめがねを手作りできます。
他にもメガネ素材を使用したキーホルダーを作ることができるので、お子さまと一緒に挑戦してみてください!
その他の観光地
- 永平寺
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福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山で、道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場。禅の聖地。
- 平泉寺白山神社
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もののけ姫のような世界観がただよう山奥の寺社。実は個人的イチオシスポット。
- 水晶浜
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名前の通り、透きとおった海にきらきらと水晶のように光る砂浜が美しい海水浴場。
- 芝政ワールド
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国内最大級のプールに、世界最長・最大落差のウォータースライダーがあるテーマパーク。
まとめ
ということで、今回は福井ブラジリアン柔術クラブと、周辺の観光スポットをご紹介しました。
少人数のサークルながら充実した練習内容によりしっかり練習ができ、かつ独特のゆるい雰囲気はまた行きたくなること必至です!
福井を訪れるときは、ぜひたずねてみてください。
それでは!
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